ミランダ・カー(31)やマイリー・サイラス(22)の「乳首丸見えショット」などを撮り下ろしたことで知られている、一流セレブ御用達の写真家テリー・リチャードソン(49)。撮影したモデルたちからセクハラで訴えられて、しばらくメーンストリームから離れていたが、今年に入ってカムバックを果たした。

 2013年にはアメリカの有名誌の表紙を10誌以上手がけるなど業界屈指の人気を誇っていたテリーだが、翌年初頭にキャリアを揺るがす事件が起こる。撮影したモデルたちから「二度と一緒に仕事をしたくない」と暴露され、撮影中の痴漢・露出行為、自身の下半身に触るように命じる等の権力行使によるセクハラ、枕営業の強要を行ったと告発されたのだ。これを受けて、米「ヴォーグ」誌、Wマガジン、Tマガジンは、今後テリーと仕事をしないと決めた。

 売れっ子写真家だったテリーだが、2014年の5月の「ローリングストーン」誌以降はその年アメリカの有名誌の表紙を手がけることはなかった。彼はその後しばらくメーンストリームから離れていたが、2015年2月号の「ローリングストーン」誌とファッション誌「ハーパーズ

 バザー」の表紙を手がけて、カムバックを果たした。前者はバストが強調されたニッキー・ミナージュ(32)、後者は胸を腕で隠したトップレス姿のミランダ・カーが表紙を飾り、いかにもテリーらしい写真になっている。

 このカムバックが米「ニューヨーク・タイムズ」にも取り上げられるなど、大きな注目を集めているテリー・リチャードソン。彼は再びメーンストリームに返り咲くのだろうか?【ハリウッドニュース編集部】