映画「キツツキと雨」(沖田修一監督、2月11日公開)の完成試写会が18日、都内で行われ、役所広司(56)小栗旬(29)らが出席した。

 羽織はかまで登場した小栗は、「さっきから、みんなに『若旦那』って言われる。年も明けたし、気持ちを一新してきゅっとしようかな、と。『あいつ、舞台あいさつには必ず着物だな』という人になろうと思うんですが、若干恥ずかしい」と話した。

 追い詰められた新人映画監督が、ロケ先で偶然出会った男の話を聞くうちに成長していく物語にちなみ、舞台あいさつには人生相談コーナーが設けられた。「恋愛して切ない涙を流したい」という女性に、役所は「ひどい男に捕まればいいんじゃない」と苦笑いだった。

 ほかに伊武雅刀、古舘寛治が出席。