昨年12月に亡くなった俳優入川保則さん(享年72)の遺作となった主演映画「ビターコーヒーライフ」(5月21日公開)の完成披露試写会が18日、都内で行われた。

 入川さんは直腸がんで医師から余命を昨年8月までと宣告されながら、同9月に役者人生55年で初の主演映画の撮影を行い、その後亡くなった。

 遺影を手に出席した長男の鈴木正則さんは、「この映画があったからこそ12月まで生きた。父もどこからか見ていると思います」と話した。