米アカデミー賞公認で、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート

 フィルムフェスティバル&アジア2014」オープニングセレモニーが29日、東京・渋谷ヒカリエホールで行われた。その席上で、俳優の斉藤工(32)監督作「半分ノ世界」が特別上映された。

 「半分ノ世界」は、歌手大橋トリオ(35)が親友の映画監督・柿本ケンサク氏がフランス・モンサンミシェルで挙げた結婚式の映像に触発されて作った楽曲「HONEY」から生まれた短編映画だ。斉藤は、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoから作品について聞かれ「映画の半分は音だと思う。音が軸という(映画の)成り立ちは自然。主演の田辺桃子さんの、後半の表情で、大橋さんの声色が反射しているところがある。こういう企画が、もっとあっていいと思う」と熱く語った。

 この日はオフィシャルコンペティションの審査員として、俳優石坂浩二、女優高梨臨、最新映画「ルパン三世」の公開を8月に控える北村龍平監督、「告白」などで知られる作家湊かなえ氏、そしてカンヌ映画祭監督週刊の短編部門選考員ローレンス・レイモンド氏が就任したと発表された。