前衆院議員の東国原英夫氏(56)が、都議会でのセクハラやじ問題について「起こるべくして起きた」と痛烈批判した。

 都内で25日、映画「パークランド

 ケネディ暗殺、真実の4日間」(28日公開)の試写会イベントに出席。議会の「真実」について、「スキャンダルがあれば、プライベートなやじもくる。そういうこと(やじ)が常態化している証拠。議会がいかに低レベルで、品格に欠けるかということが世間にも分かったのではないか」と指摘した。

 自身も宮崎県知事、衆院議員時代から、議会で何度もやじを受けた経験がある。昨年4月の衆院予算委での代表質問では、あまりのやじのひどさに「やじ、やめませんか?」と呼び掛けた。その結果、山本有二委員長が「不規則発言には厳正な態度で臨む」と発言するに至ったという。

 また「『日本維新の会(当時)の東国原英夫です』と名乗ったら、『知っているよ、そんなこと!

 それで?』ですよ。かつて松浪健四郎さんは水をかけたことがありましたけど、私もヅラだったら、ヅラをぶん投げているところですよ」と、ジョークに怒りをにじませた。

 今回の件では、塩村文夏議員に「産めないのか」などと発言したとされる声の主が不明のままだ。それでも東国原氏は「周りも『聞こえてない』と言ってますが、そんなわけがない。経験上、言いますと、聞こえます。政治家の声は、街頭演説をしているし、すごく通るんです」と力説。発言者には「追及されて後で分かったら、かっこ悪いですよ」と、名乗り出ることを強く勧めた。