映画評論家の長老格で多摩美術大名誉教授の品田雄吉(しなだ・ゆうきち)さんが13日午前11時16分、肺がんのため東京都内の病院で死去したことが22日、分かった。84歳。北海道出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日「お別れの会」を開く予定。喪主は妻千世子(ちせこ)さん。

 映画雑誌「キネマ旬報」などの編集者を経て、フリーの映画評論家として活躍。ベルリン国際映画祭の審査員や多くの映画賞の選考委員、日本映画製作者連盟(映連)の理事も務めた。

 著書に「監督のいる風景」「銀幕の恋人たち」など。