女優大空真弓(68)の1人息子で元俳優の無職中田元博被告(33)が03年に覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われた初公判が2日、東京地裁で開かれた。中田被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 顔色はすぐれず、終始小さな声だった。同法違反での逮捕は3度目で、検察側が「再犯の可能性がきわめて高い。母親の監督は期待できない」と懲役2年を求刑。裁判官に何か言いたいことはと聞かれると「2度といたしません、すいません」と話した。即日結審し、判決は16日。

 中田被告は02年にも、覚せい剤の所持や使用で逮捕され、起訴後の保釈中に再び使用。再逮捕され、執行猶予付き判決を受けた。

 この日は大空が証人出廷し「2度としないと誓ってくれた。今後は自社ビルの管理の仕事をするために、学校に行って資格を取ってもらいたい」と述べた。

 起訴状によると、03年10月12日ごろ、港区の自宅で覚せい剤を吸引。同被告が入院したため、今年4月の退院を待って逮捕した。