落語家立川談志(73)が糖尿病による体調不良のため年内の仕事をすべてキャンセルしたことが26日、分かった。所属事務所によると、談志は5年前から糖尿病を患い、今月14日に「体調がすぐれないので、しばらく休みたい」と申し出があった。手足がつり、足元がふらつくなどの症状に加え、体力の低下が著しく、医師から「約3カ月の外来治療、入院治療、および自宅治療を要する」と診断された。そのため、年内に決まっていた落語会やレギュラー出演するNHKラジオ「新・話の泉」などすべての仕事をキャンセルした。

 昨年秋に声門がんを発症し、今年2月に復活落語会を行った。がんは放射線治療で完治しており、転移や再発はないという。談志も「とにかく体調不良でご迷惑かけてすみません」と話している。復帰時期は未定だが、体調が回復し次第、仕事を再開したいという。

 [2009年8月27日6時43分

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