タレント上原さくら(32)が11月30日、都内の区役所に離婚届を提出したことを、所属事務所がファクスで発表した。03年8月にアパレルメーカー社長の遠藤憲昭氏(38)と3年間の交際を経て、できちゃった婚。7年目に破局となった。慰謝料などはなく、上原が会見する予定もない。

 所属事務所によると、夫の浮気や家庭内暴力などがあったわけではなく、上原が「新たな人生を選択した」という。

 とはいえ、きっかけは夫の暴力事件だった。今年4月、夫の遠藤氏が、放送作家おちまさと氏とタレント千恵子夫妻の結婚披露パーティーで、取材中の週刊誌の男性カメラマンを暴行したとして、傷害の現行犯で逮捕される事件があった。夫の暴力行為に愛想を尽かしたわけではないが、この事件をきっかけに上原はしばらくタレント活動を自粛。そのため自分の時間ができたことで、あらためて人生について「このままで良いのか」と、考え直したという。

 知人の紹介で2人は出会い、友人関係から恋愛に発展。3年間の交際を経て03年8月に子どもを授かり結婚した。その後流産し、上原はとても大きなダメージを受けたが、2人で乗り越えた。周囲からも「友達のような夫婦」と呼ばれるほど仲の良い夫婦だったが、上原には結婚当初から「友達同士が夫婦になった」という感覚があったという。「男性ではなく親友と、このまま一緒にいるのだろうか」という自問を続け、2人で話し合った結果、離婚という結論に至った。

 関係者は「(上原が)新たな人生をスタートさせたいと考えたのでは。新たな恋をしたとか、燃えるような恋がしたくなったという話は聞いてませんが、そういう思いももしかしたらあるのかも分かりません」。また、普段から夫の暴力を受けていたわけではなく、離婚後も親友として、とても仲が良いという。

 [2009年12月1日9時1分

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