27日に胃がんのため俳優夏夕介(なつ・ゆうすけ)さん(享年59)の通夜が30日、東京都国分寺市並木町2の33の13、鳳林院でしめやかに営まれた。長女で宝塚歌劇団宙組の愛花ちさきは、東京公演終了後に駆けつけ、ひつぎの中の父と対面。「父は常に自分のことで舞台を空けるより、立つことを望んでいました。その思いだけで立てました」と目を潤ませた。宝塚音楽学校に入学した際も「甘えることがないように頑張りなさい」と励まし、舞台も見に来てくれたという。ひつぎの中に手紙を入れた。「小さいころから『感謝の気持ちを忘れず』にと言われてきました。その言葉を忘れないで、母と頑張りますから見守ってくださいと書きました」。
夏さんは昨年10月末、胃にがんが見つかり、手術を受けた。医師から「(がんを)全部取りきれなかった」と言われたが「治して復帰する」と強い意志で闘った。愛花は「医師の言葉をしっかり受け止めて、前向きに闘っていました。今月も、東京公演中に食事に行こうと。見舞いに行っても逆に励まされて、優しくてかっこいい、思いやりのある父でした」。
遺影は、08年9月に上演されたミュージカル「Heart」のリハーサル写真で、「一番生き生きした写真」と選んだ。葬儀・告別式は31日午前11時から同所で。喪主は妻めぐみさん。
[2010年1月31日9時9分
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