俳優松平健(57)が3日、先月15日に亡くなった、妻で元女優の松本友里さん(本名・松本友里子=享年42)に最後の別れを告げた。近親者約50人だけの葬儀・告別式が都内で営まれた。

 松平は喪主あいさつで「義母(友里さん母)を失い、またこんなにも早く、皆様にお会いすることになるとは思いませんでした。仕事柄、家を空けることも多く、育児とお母さんの看病が重なり、完璧主義者だった友里子に思わぬ負担となり、このようなことになってしまいました」と言葉を詰まらせた。目を赤くして「これからは2人、力を合わせて生きていきます。みなさんのお力添えを、よろしくお願いします」と気丈に語った。

 松平は出棺の際、霊きゅう車の窓越しに、位牌(いはい)を抱きかかえ悲しみに耐えていた。友里さんの亡き母親と4人で、以前住んだ大田区・東雪谷の思い出の家を経由して火葬場へ向かった。約2時間後に、荼毘(だび)に付された遺骨を抱え、再び葬儀会場に戻り、長男(4)を傍らに初七日法要を行った。

 前日の通夜に引き続き、松平がかつて付き人を務めた故勝新太郎さんの妻で女優の中村玉緒(71)、「マツケンサンバ」振付師の真島茂樹氏(年齢非公表)らが参列した。

 [2010年12月4日8時5分

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