今年5周年を迎えるKAT-TUNが、コンビナート(工業地域)付近での初の野外ライブと、初の5大ドームツアーを行うことが5日、発表された。野外ライブの場所は、川崎市のコンビナート一帯にある東扇島東公園。京浜運河沿いの「潮入の池」の上にセットを建設。ステージのバックにはコンビナート一帯が広がる壮大なスケールになる。

 ジャニーズ事務所は派手な演出で知られるが、今回の野外ライブはさらにド派手になる。先日、メンバー全員で同所の視察を行った。同公園にはヘリポートがあり、メンバーが「ヘリを使いたい」などと、演出プランを提案。また、運河から船で登場したり、フライングを行うなどのプランも挙がったため、今後国交省などと詰めの交渉に入る予定だという。同公園は火気厳禁ではないため、花火や火の演出も随所に盛り込む予定だ。

 広大な公園ならではの演出も多い。犬が遊べる「わんわん広場」があるため、ライブでは異例の犬同伴も人数限定で認める方針だ。メーンロードでは、パレードも検討中。同公園は10万人は収容できるスペースだが、「ファンと触れ合いたい」というメンバーの意向もあり、約2万人を予定している。

 野外ライブは7月中旬に2、3日間行われるが、5大ドームツアーとは異なる内容になる。製作側は「風景を壊さず、KAT-TUNらしくワイルドなサマーカーニバルにしたい」としている。亀梨和也(24)は「5大ドーム公演とコンビナート公演、どちらも初めてのことなので、ものすごくワクワクしています」と話した。

 [2011年1月6日9時11分

 紙面から]ソーシャルブックマーク