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細川俊之さん転倒死 献体で帰宅は1年後

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14日、急性硬膜下血腫のため亡くなった細川俊之さん
14日、急性硬膜下血腫のため亡くなった細川俊之さん

 舞台「ショーガール」や映画、ドラマで活躍した俳優細川俊之(ほそかわ・としゆき、本名同じ)さんが急性硬膜下血腫のため14日午前5時24分、都内の病院で亡くなった。70歳だった。ここ数年は体調を崩したため俳優活動を減らしていた。04年から大阪芸大教授を務め、昨年12月が最後の授業だった。細川さんは大学病院に献体を申し出ており、通夜・葬儀は行わない。遺体は1年後に戻ってくる。

 細川さんは12日午後2時ごろ、品川区西五反田にある自宅の居間で倒れ、転倒した際に頭部を強打した。渋谷区の病院に緊急搬送されたが、その時はすでに意識不明の昏睡(こんすい)状態だった。手の施しようもなく、14日午前5時半ごろに家族にみとられて息を引き取った。細川さんは生前、大学病院への献体を申し出ていた。そのため、遺体は病院に移送され、通夜・葬儀は行わない。遺骨は1年後に妻典江さん(68)のもとに帰ってくる。

 細川さんは病気との闘いが長く続いた。94年にけいれん発作重積症のため舞台「ラ・カージュ・オ・フォール」を降板し、翌95年には糖尿病で入院。映画「ゴジラVSデストロイア」を降板した。その年には再び脳出血で倒れて入院したが、脳出血については09年に初めて明かした。

 その後も体調がすぐれない状態が続き、俳優活動を減らし、芸能事務所も辞めていた。04年からは大阪芸大教授に就任。演技・演出の授業を担当し、年15回ほど教壇に立ち、昨年12月9日が最後の授業。俳優としては昨年放送のTBS系月曜ゴールデン「西村京太郎サスペンス 探偵左文字進14」が最後の出演となった。

 細川さんは文学座を経て、甘い二枚目から冷徹な悪役、三枚目までこなす演技力で、映画「エロス+虐殺」「ラヂオの時間」、ドラマ「時間ですよ」「ムー一族」「毛利元就」など数多くの映画やドラマで活躍。低音の美声を生かしてラジオのディスクジョッキーや数多くのナレーションを担当。声優としても劇場版アニメ「あしたのジョー」の力石徹役を演じた。また、木の実ナナと共演した渋谷パルコ劇場のミュージカル「ショーガール」は74年から88年まで15年間も続き、12月の人気公演として師走の名物ともなった。

 細川さんは67年に同じ文学座に所属していた女優小川真由美(71)と結婚。1女をもうけたが、73年に離婚。翌74年、宝塚歌劇団出身のダンサーだった藤本典江さんと再婚した。

 [2011年1月15日8時9分 紙面から]


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細川俊之

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