11日に遺体で見つかった米歌手ホイットニー・ヒューストンさんの死因について、遺族が14日までに「溺死ではなく、処方薬とアルコールを一緒に飲んだことが原因」と語った。ニュースサイトTMZが報じた。同サイトは「遺族は検視官からヒューストンの肺には浴槽でおぼれるほどの水は入っていなかったと聞かされた」とし、薬は抗不安薬とした。

 ヒューストンさんは11日夜、グラミー賞の授賞式の前夜祭に出演予定だった。その2日前にはリハーサルで大勢の前で元気な姿を見せた。ただ、この前後に宴会場でスキップをしたり、ホテルのプールで逆立ちをして見せたり「奇妙な行動」(ロサンゼルス・タイムズ紙)が目立ったとの目撃情報もある。ヒューストンさんはかつて、コカインなど違法薬物の依存症だったと告白。昨年にも治療を再び始めると報じられた。急死と薬物の関連が気になるが、ロサンゼルス郡検視局も13日、ホテルで見つかったのは「どこにでもある処方薬」とした。

 併用が直接の死因なのか、意識を失って浴槽で溺死したのかなど、死に至る詳しい経緯についてはTMZも明確に報じていない。

 また、同サイトによると、最初にヒューストンさんを発見したのは、叔母のメリー・ジョーンズさんで、グラミー賞前夜祭用のドレスを用意し、部屋を30分ほど留守にして戻ってきた際、浴槽で意識を失ったヒューストンさんを発見したと伝えている。

 ヒューストンさんの遺体は13日夕方、ロサンゼルスを離れ、故郷ニュージャージー州ニューアークに到着した。葬儀などの日時は明らかにされていないが、今週末にも同地で営まれるとみられている。一部では、1万8000人収容可能なアリーナで営まれるとの報道もある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)