山下智久(27)が、シカゴからサンフランシスコまで米国を横断する国道66号線(ルート66)を1人旅した日本テレビ系「山下智久・ルート66~たった一人のアメリカ」(1月2日~3月26日まで月曜深夜12回放送)のDVD、ブルーレイが大ヒットしている。1万枚を超えればヒットという市場で、2万1000枚を売り上げている。

 山下は昨年11月、約2週間かけてルート66を自ら車を運転し、走破した。マネジャーも帯同せず、初対面の制作陣がいるだけの旅。セントルイス郊外のモーテルに泊まった2日目の就寝時、スタッフが山下にミネラルウオーターを渡し忘れてしまった。水道水を飲んでは腹痛を起こす恐れがある。人見知りで、気を使いすぎる山下は午前2時、既に寝ているスタッフに声を掛けられず、東京のマネジャーに「水がないんだ」と相談の電話をかけた。結局、マネジャーが現地スタッフを電話で起こし、水を山下に手渡すことができた。

 しかし約2週間、約3700キロを運転し、英語で現地人と会話をする中で、山下は変わった。同行スタッフとも積極的に話すようになった。10日目、アリゾナ州セリグマンに着いたころ、ひげが伸びていたカメラマンのため、理髪店主エンジェルさん(84)にひげをそってもらえるように英語で交渉。その間、「代わりに撮るよ」と自らカメラを回した。「自分から人と関わっていくことの大切さを学びました」。

 たくましくなった山下は帰国後、自らこの旅をテーマにした日本でのファンイベントを企画した。5月19日、都内の映画館で抽選で選ばれた380人と、山下で旅を振り返るという。応募方法の詳細は今日26日午前6時から、http://www.vap.co.jp/route66/event.htmlに掲載される。