女子プロゴルファー有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)と俳優南圭介(28)が、昨年末から真剣交際していることが16日、分かった。有村は今季から米女子ツアーを主戦場にしているが、南が渡米するなどして愛を育んでいる。出会いは昨年秋で、2020年東京五輪招致に貢献したフェンシング五輪銀メダリスト太田雄貴(27)もキューピッド役になったという。

 美人ゴルファーとイケメン俳優のカップルが、ひそかに誕生していた。複数の関係者への取材によると、有村と南は昨年秋に都内で開催された食事会で出会っていた。その場には太田もいたという。

 互いに好印象を持った2人は頻繁に連絡を取り合うなどし、昨年末に交際をスタートしたとみられる。今年から米女子ツアーを主戦場にすることを決めていた有村と日本で芸能活動をする南は、遠距離恋愛を余儀なくされる形になったが、それも覚悟の上だった。南は太田とは食事会前からの友人関係で、交際前から有村との接し方など、同じアスリートの立場から意見を求めていたという。当時から東京五輪招致活動などで忙しい太田だったが、大切な友人である南のために、しっかりとキューピッド役を務めていたようだ。

 渡米した有村は、世界最高峰の米女子ツアーで苦戦を強いられた。日本では8年でツアー13勝の実績はあったが、地域ごとに変わる芝目やトリッキーなグリーンに対応するため、パットのストロークに試行錯誤。予選落ちが続く時期もあったが、南が渡米し、有村の自宅のあるフロリダ州オーランドで会って元気づけたこともあったという。

 幼少期にパキスタンで育ち、小3から小6までシンガポールで過ごした南は、英語も堪能で早大政経学部卒のインテリ。有村にとっては刺激を受ける大きな存在になっている。一方、04年にデビューして以来、舞台、ドラマを中心に活動している南も、ストイックに世界のトップを目指す有村から学ぶところも多いようだ。

 先週、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯に出場した有村はそのまま日本に滞在し、27日開幕の次戦出場予定のミヤギテレビ杯ダンロップに備えているとみられる。南は今月19日から上演される舞台「うんぷてんぷ」(横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール)の稽古に取り組んでいる。