堺雅人(39)が銀行マンを演じたTBS系「半沢直樹」(日曜午後9時)が22日、最終回の放送を終えた。巨人がセ・リーグ優勝へマジック1としていたため、最終回と巨人-広島の中継が重なる可能性もあった。しかし、2位阪神がデーゲームで負けたため、ナイターを待たず巨人の優勝が決定。巨人戦はBSのみでの中継となった。ビデオリサーチから視聴率が発表されるのは、祝日をはさんだ24日だが、この結果が「半沢直樹」の追い風になったとみられる。

 午後6時すぎ、巨人の優勝が決まった瞬間、TBSの宣伝担当者は「よかった~。これは大きいですよ。半沢みたいに逆境を乗り越えてきたんですよ~」と、ホッと胸をなで下ろした。前日もマジック1だったが、阪神が引き分け、巨人も負けたため、優勝は22日に持ち越されてしまった。巨人戦が地上波で放送されれば、優勝の瞬間を生で見て、「半沢-」を録画で見るという視聴者も増える可能性もあったが、「半沢-」にはツキがあった。

 前回の第9話は平均視聴率35・9%(関東地区)を記録し、2000年以降に放送されたドラマで5位となった。最も数字が上がる最終回を前に、「半沢-」はすでに高い数字を出していることから、11年10月期の日本テレビ系「家政婦のミタ」最終回の40・0%を超えるかどうかが注目だ。