小栗旬(31)が10月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「信長協奏曲(コンツェルト)」に主演し、織田信長を演じることが7日、分かった。同局の開局55周年プロジェクトとして、同時に映画化、アニメ化も決定した。7月にアニメ、10月から連ドラ、最後に小栗主演の映画と続く。村瀬健プロデューサーは「信長の大きな器を任せられるのは小栗さんしかいない」と白羽の矢を立てたという。

 同名人気コミックが原作。大役に指名された小栗は「偶然愛読していた原作漫画でした」と快諾した。信長については「男の子なら誰もが憧れる存在。役者人生で1度は演じてみたい」と日ごろから話していた。高校生がタイムスリップして信長になるSF設定で、いわゆる王道の信長ではない。それでも「民放らしい歴史ドラマですし、歴史好きで多くの小説で信長のことを研究していた父が読んでも『面白かった』と言っていたので、広く楽しんでもらえると思えた」と自信を持って撮影に臨むつもりだ。

 現在テレビ朝日系「BORDER」に主演中で、7月から主演舞台「カッコーの巣の上で」、9月から「信長協奏曲」と休みなしで走る。「今年は30代前半の1つの集大成にしたいですね」と話している。