大手予備校東進ハイスクール講師、林修氏(49)が、同校職員との意見の食い違いから、「東大本番レベル模試」の問題作成から離れていたことを明かした。

 林氏は20日夜に更新したブログで、「今回以降は、僕は一切作成に関わることはありません」と、9月に実施された同模試の第2回の現代文の問題について、作成していなかったことをつづった。6月に実施された第1回は作成したが、「東進の模試作成を担当する部署の職員たちと、模試に対する考え方の乖離(かいり)があまりにも大きく、一緒にやっていくのは不可能と判断した」と意見の食い違いがあったことが原因と説明した。

 同校を運営するナガセ広報部は「経緯などについてはお答えできません」とした上で、林氏がこれまで通り授業を行っていると強調。同校を離れる可能性について否定した。