映画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(大友啓史監督)の公開日が来年8月25日に決定した。8月2日にクランクインしたロケが、このほど京都でクランクアップ。主演の佐藤健(22)が緋村剣心を演じた写真を初公開し、日刊スポーツが独占入手した。

 佐藤は原作の大ファンで、撮影前から「剣心という役をいただいてアクションが格好悪かったら、僕の役者生命は終わり」と覚悟を決めていた。外見、特にトレードマークの左ほおの傷には強いこだわりがあった。癒えて傷口の肉が盛り上がったように生々しく仕上がって「映画にとっていいポイント」と納得した。

 佐藤は3カ月のロケで体を鍛え抜き、これまでの自身を一変させた。「周りが受け止めてくれて、何もしなくても僕を剣心にしてくれた。傷も髪形も、思い描いたように出来た。大友監督と『原作ファンをギャフンと言わせたいね』って、ずっと話しています」と自信を見せた。

 公開は8カ月先だが、配給のワーナーブラザースは原作が翻訳されている米、英、ドイツ、フランスなど23カ国以上での公開を目指すなど、早くも世界展開の準備を始めた。製作総指揮を務めるワーナーエンターテイメントジャパンのウィリアム・アイアトン社長は「世界マーケットへのデビュー、海外配給に向け準備を始めています。剣心が世界中の観客に愛されると信じています」と自信を見せ、佐藤も「海外に行ってほしい」と期待した。

 ◆るろうに剣心

 幕末に日本最強の剣客として恐れられた「人斬り抜刀斎」は、明治時代の幕開けから10年後“殺さずの誓い”を立て人を斬ることのできない「逆刃刀」を持ち、流浪人・緋村剣心(佐藤)と名乗り東京の下町に現れる。ヒロインの神谷薫役を武井咲、ほか蒼井優、香川照之、江口洋介、吉川晃司ら出演。漫画家和月伸宏氏による原作は「週刊少年ジャンプ」で94年4月から99年まで連載、累計発行部数5000万部。96年1月にアニメ化され今年アニメ化15周年。