<フィッシング道>

 積丹半島神恵内村の川白沖で25日、シーズン到来のサクラマスを狙った。周辺海域には数多くの船が集まっていたが、トドの影響で40~48センチが1人1~11匹と、釣果に差が出た。

 午前7時、川白漁港を第18福生丸(川上忠次船長、【電話】0135・77・6026)に8人が乗船。水深35~45メートルで、サクラマス用仕掛けにバケ500~600グラムを使用。早朝は柵内から川白前浜沖中間のポイントを攻めた。ホッケが時々上がるものの、狙いの魚は釣れない状況が続いた。原因はトドで、時折姿を現すため魚が散ってしまう。

 そこで、ポイントを柵内から神恵内寄りに移動。当初はホッケが釣れたが、次第にサクラマスがポツポツ釣れだした。小さな群れが時々回って来て2~3人が同時ヒットも。しかし単発が多く、アタリは水深40メートル前後の底がほとんどだった。型は例年通り600グラム~1・3キロで、1キロ前後が中心だった。ほかに35~40センチのホッケが1人10~25匹。

 サクラマスを7匹釣った札幌市から参加した能登恵一さん(62)は「魚の引きを十分楽しめた。また挑戦します」とニッコリ。川上船長は「サクラマスは始まったばかり、今後はなぎ次第で楽しめる」と話している。今年は前半から数が上がっているだけに、今後はなぎ次第でサイズアップと数も楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=61】