私の陰毛でも触ったら? 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)のわいせつ発言に憤慨したフロリダ州在住の女性が、自身の陰毛を同氏に郵送していたことが分かった。米誌USウイークリー電子版が13日付で報じた。

 この女性は、写真家のエミリー・ロビンソンさん(38)。2児の母で、フロリダ州南東部フォートローダーデールに住んでいる。今月8日、トランプ氏の陣営から選挙資金の寄付を求める手紙が届いた。

 トランプ氏が05年のテレビ番組で「スターなら女性はやらせてくれるよ。何だってできる。女性器だって触れるよ」と発言していたことが、7日に発覚。ロビンソンさんはこの発言に激怒していたため、名案を思いついたという。

 返送する手紙には寄付金額を選択する欄があったが、その中の「Other(その他)」にチェック。さらに自筆の手紙を添え、「トランプ様 私の実際の女性器を送ることはできないので、その次に適したものを同封しました。エミリー」と記した。手紙の余白に、ひとつまみ程度の陰毛をテープで貼り付けた。

 この手紙2枚の写真を自身のフェイスブックに掲載した後、封書でトランプ氏の陣営に送った。同誌の取材に「トランプは気持ち悪い。女性が嫌うものすべてを代表するような存在だ。今回の手紙を送ったら、すっきりした。気持ちが落ち着いた」と話した。

 このフェイスブックの記事は2800人以上の「いいね」を集めた。好意的なコメントが多く、「このような封書が流行してほしい」「エミリーを大統領にすべきだ」「私の陰毛はすべてトランプにあげよう」などの記載があった。