元衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(67)が1日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。栃木県那須町の遺体焼損事件で新たに2人の逮捕者が出た件で、動機について「怨恨なのか債権債務をチャラにするための強盗的なものなのか分からない」とした上で、「私の感覚では事件の全体像の3~4割くらい。実行犯が特定された。死体損壊についてはかなり進展はあった。その前の一番大事な事件についてはまだまだ。組織殺人みたいな感じで突き上げ捜査をして、全体像を把握したい」とコメントした。

この事件ではすでに、指示役の佐々木光容疑者(28)と、佐々木容疑者の指示を受けて、新たに逮捕された2人の容疑者に死体損壊を依頼した平山綾拳容疑者(25)が逮捕されている。

現在、佐々木容疑者が一番上とみられているが、若狭氏は、「佐々木容疑者の上(主犯格)の人にどれだけたどり着けるかが、警察の最終目的でしょう」と分析した。佐々木容疑者の供述心理にも触れ、「上の人があまりに強すぎ、怖いというなら別ですが、人間関係がないとすれば、責任を軽くするために上の指示者の話をする可能性があると思います」と予測していた。