将棋のプロ棋士、三浦弘行9段(42)が13日、昨年10月3日のA級順位戦以来、約4カ月ぶりとなる復帰戦に臨んだ。

 三浦9段は昨年10月、対局中のソフト不正使用疑惑により、昨年12月末まで出場停止処分を受けていた。12月に第三者調査委員会の報告により、不正がなかったことが明らかになっていた。この日の対局は竜王戦予選で、相手の羽生善治3冠(46)が先手。午前10時に始まった対局は、持ち時間は各5時間。入室前には三浦9段の希望により、金属探知機や目視により両者のボディチェックを実施。日本将棋連盟の佐藤康光新会長(47)も対局に立ち会った。