9人が乱立し、「つばさの党」による他候補への妨害行為で選挙戦そのものが混乱した衆院東京15区補選では、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)が初当選した。
助産師や看護師として12年間、医療現場で働き、がん闘病の経験が政治の道に進むきっかけに。投票締め切りと同時に当確が出る圧勝を受け、選挙戦でも訴えた「まっとうな政治を実現していきたい」と口にした。
一方、妨害行為の大きな影響を受けた作家の乙武洋匡氏(48)は、事務所で「ただただ私の力不足。申し訳ない」と口にした。22年参院選に続き今回も議席に届かず、3度目の国政挑戦を含めた今後については「今は疲れ果てている。1度考えさせてほしい」と述べるにとどめた。前面に立って応援した小池百合子知事からは「お疲れさま」とねぎらわれたという。
今回、選挙戦への妨害行為が公然と行われたことを受け、公選法の罰則強化などを求める声も出ている。

