2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は13日、マスコットの選考方法を決める会議を開き、応募要件に「6面デザイン」などを盛り込むことを決めた。正面、背面、上下左右の6面。他にも喜怒哀楽の表情を表す図柄、複数の競技ポーズを表す図柄も要件に入れる。また、マスコットの性格や身体的な特徴など、プロフィル説明も求める方針。

 前回の会議で子どもから、プロのデザイナーまで誰もが応募できる一般公募に決まった。今回はさらに、18歳未満の未成年は18歳以上の成人とグループを組んで応募できることとした。

 3月末までに選考方法を固めて国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)に提出する方針。それが承認されれば、詳細な応募要項を発表する。

 審査はエンブレム同様、専門家委員が応募要項との整合性を確認し、振るいにかける。要項条件を満たした作品のみが、今後設置するマスコット審査委員会で本審査される。現在、選考方法を検討している会議メンバーに、さらに必要な人材を加えて審査委員会を構成する。