国有地の取得問題の渦中にある大阪市の学校法人「森友学園」は２７日までに、用地のごみ撤去工事に関わった処理業者が、掘り出されたごみ交じりの土砂を半分程度埋め戻したと主張していることに反論する主張を、学園のホームページに掲載した。

　「これらの発言や報道は事実とは異なる」として、国会で追及している民進党や報道機関への法的措置をちらつかせている。

　業者の証言で、土砂が埋め戻されたとされる場所（グラウンド西側）について「工事事務所や駐車場スペースとなっている」「掘削して埋め戻すということ自体がそもそもできない状況」と主張。

　また、施工会社への聞き取りとして、「グラウンド東側に仮置きしていた産廃土の一部を移動させる必要が生じたため、産廃土の下を掘削し、同スペースに一部の産廃土を縦積みにする形で仮置きしたとの報告を受けている」と述べ、埋め戻しとされる作業は、「仮置き」との認識を示している。

　ごみ交じりの土砂の埋め戻しについては、民進党の玉木雄一郎衆院議員の聞き取りなどに、業者が証言している。