自民党本部で4日、党大会前日恒例の「屋台村」が行われた。毎年、復興支援を目的に被災地の食材やメニューを使った料理が、無料で党員に振る舞われている。

 今年は昨年、地震に見舞われた熊本県・阿蘇産の牛肉を使った「阿蘇ハヤシライス」や熊本ラーメン、大雨による水害が発生した北海道の豚肉を使った「帯広豚丼」が提供された。ハヤシライスには、地震被害に見舞われた鳥取県のらっきょうが薬味に使われ、米は、大規模火災が発生した新潟・糸魚川産のコシヒカリが使われた。熊本、北海道の乳製品も振る舞われ、開始から1時間ですべて、「完売」した。

 熊本ラーメンを、党員らに手渡す役を担った二階俊博幹事長は、自らもラーメンを食し「味は上等。ラーメンはよく食べますが、今日のは最高です」とPRした。

 自民党大会は5日、都内で開かれる。