東京都の小池百合子知事は7日の会見で、都議選(7月2日投開票)で対決する自民党都連から招待されている11日の必勝総決起大会への出席に、慎重な考えを示した。「ご招待いただきありがたいが、都連の会というのは大変ハードルが高い。結論はまだだが、段取りもあると思うので伝えたい」と語った。また、朝日新聞の都民世論調査で小池氏の支持率が74%、自民党支持層で78%だったことに自ら触れて「驚いた。流れが都知事選と変わっていない。自民党支持層に大変支えてもらっている」と、自民を皮肉った。

 一方、豊洲市場移転問題を検証する百条委員会はひと区切りを迎えたが、「いかにして豊洲に決まったか、分かる部分と分からない部分が両方あった」とした上で、「肝心なことは記憶がない、という発言が多かった。ガバナンスとは、いったい何だったのかと感じる」と指摘した。