東京都の小池百合子知事が14日の定例会見で、11日の自民党都連総決起大会を欠席したことについて説明した。招待を受けていたが出席せず、「新しい都政への協力」を呼び掛ける祝電を送っていた。

 「お招き頂いたことには感謝を申し上げます。一方で、私が伺うことによって、その場の雰囲気を変えてしまうことには恐縮だと思ったところです」。

 その後で「今回、伺わないことで処分の対象になるのかどうか分かりませんけれども」とも付け加えた。

 また、7月の都議選を前に、長島昭久衆院議員(比例東京ブロック)が民進党を離党したことにも言及。長島氏は小池知事や、知事が事実上率いる「都民ファーストの会」との連携を模索しているとみられている。

 「私が連携をした上で、長島さんの離党につながったということは全くございません」。その上で「長島さんは政策的には立派だし、人脈的にも国際的なつながりをお持ちで、かなりの部分を私と共有するところが多い。すばらしいセンスをお持ちの方だと思っている」と持ち上げた。

 築地市場の豊洲移転問題については「法的・科学的な安全と、消費者の選択・意思としての安心の両方を満たすことが必要。最終的に消費者が選択をする」とあらためて持論を述べた。そして、豊洲への移転延期に伴う費用の補償については「対応をしていく。それについては変わっておりません」と付け加えた。