東武鉄道が8月10日、下今市~鬼怒川温泉間で運行を開始するSL「大樹」の車両と客車及び新制服お披露目、下今市機関区の開設式が2日、栃木県日光市の同鉄道下今市駅構内で行われた。約半世紀ぶりに東武鉄道で復活するSLは本年度、週末を中心に来年3月まで98日運転される予定。3両、約200席の客車を引っ張って、片道約35分で走る。

 4月21日には新型特急「リバティ」が運行を開始したばかり。新旧列車の乗り継ぎなど、夏休みの旅の楽しみ方もいろいろだ。

 開設式に参加した東武鉄道・根津嘉澄社長(65)は、「SLの運転は日光・鬼怒川エリアを国際観光地へと発展させる原動力となり、末永く愛される観光資源に成長してもらいたい」と期待していた。