東京都の小池百合子知事は20日、東京都議選(6月23日告示、7月2日投開票)に向けて、特別顧問を務める「都民ファーストの会」の候補者に対する、選挙応援遊説をスタートした。

 対立する自民党東京都連について「まさしく、忖度(そんたく)に継ぐ忖度をしてきた」と述べ、政治スタイルを痛烈に批判した。

 千代田区のJR有楽町駅前で演説した小池氏は「ボスが言ったことについては、予算をつけないといけない。そういう空気が(都議会には)まん延してきた」と、指摘。「そういう政治はもうやめにしましょう」と主張し、「忖度の政治はもう結構だ」と述べ、持論の「東京大改革」を訴えた。

 千代田区は、都議を引退する「都議会のドン」ことこと内田茂氏の地元で、2月の区長選に続き、小池氏と内田氏の「代理戦争」となる。

 小池氏は「都知事選でもこの場所で応援していただき、ほかの候補をぶっちぎりで勝たせてもらった。原点に戻ったような感じだ」と、声を張り上げた。