秋篠宮家の長女眞子さま(25)が国際基督教大(ICU)時代の同級生小室圭さん(25)と婚約するとのニュースは、大きな喜びを持って迎えられた。宮内庁関係者が2人のデート先の1つとして挙げた埼玉・長瀞(ながとろ)町の関係者からも「大変光栄」との声が上がった。ロイヤルデートの目撃証言を求め、長瀞へ。遠足やシニア層の日帰り旅行先のイメージが強かったが、実は20~30代の女性客も多く、1日では回りきれないほどの魅力的なスポットにあふれていた。

 実は長瀞は皇室と縁が深い。長瀞駅近くにある創業102年の老舗旅館「長生館」では積極的に宣伝はしていないが、天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻が宿泊されたお部屋がある。小埜和也常務(41)によると93年の天皇、皇后両陛下の宿泊に向け、10畳の部屋を2つ合わせて20畳に改装した「特別室」だ。窓からは長瀞の岩畳と荒川の清流が一望できる。

 およそ1900年前に日本武尊(やまとたけるのみこと)が開いたと伝わる宝登山神社は森に囲まれた厳かな雰囲気。沢や谷のある境内の一角には昭和天皇、皇后両陛下のご成婚を記念した樹齢80年以上の「相生の松」がある。恋愛成就、縁結びの御利益があるとされ、若いカップルが訪れている。埼玉県富士見市の会社員佐久間亮さん(22)と2人で訪れた栗原優さん(20)は「長瀞は空気が澄んでいて、たまに来たくなる場所」だといい「(縁結びの御利益にも)あやかりたいです」と話した。