高市早苗経済安全保障担当相は6日、参院予算委員会で放送法の「政治的公平」を巡る文書について、高市氏が「捏造(ねつぞう)だ」としている部分がどこか、立憲民主党の石橋通宏氏から問われ、「私の発言や、そして私と安倍総理の電話にかかる内容だ、とされる文書計4枚。もしも(石橋)委員のお時間をいただけるんでしたら、1つ1つこれが事実ではないと、しっかりと申し上げさせていただきます」とした。

同文書は3日、参院予算委員会で立民の小西洋之氏が総務省内部文書として質疑を行った。高市氏は「信ぴょう性について大いに疑問を持っている」とし、捏造文書でなかった場合には議員辞職の覚悟を示していた。岸田文雄首相は6日、「従来の解釈を変えることなく、補充的な説明を行ったものだ。報道の自由への介入といった指摘は当たらない」などとした。