EXILEフィジカルトレーナーを務める吉田輝幸氏が、日刊スポーツ読者のために、老若男女、誰でもすぐにできる最新のトレーニング法を伝授します。

 機能的に体を使うことで、体の正常なパフォーマンスを追求する企画第1回は、正しい姿勢、筋力、柔軟性など基本項目のチェック方法を紹介します。若かりしころ、野球と空手で鍛えたという笹森文彦記者(55)が、自信満々にジムに乗り込みました。その結果は…。

 「機能的に体が使えてますか?」

 吉田氏は何度もそう訴えかけます。機能的に体が使えているかをチェックし、使えていない部分=弱点にアプローチすることで、機能的に動きやすい体を作り出す。確固たる理論を実践している吉田氏のジムに、野球と空手で鍛えたという自称「鉄人」の笹森記者が、〝道場破り〟にやってきました。

 (1)姿勢=「気をつけ」の状態を真横からチェック。

 吉田氏は「横から見た時に、くるぶしとひざ、腰骨、肩、耳が一直線になるのが一番いい姿勢」と言います。早速、笹森記者の姿勢を真横から入念にチェックすると、「肩と耳はいいけど、ひざが前に出ていますね。若干、体重が前に。体の硬さや腹筋の使い方が問題と言えます。でも、そんなに悪くないですよ。もっと、悪かったら面白かったんですけど(笑い)」。

 第1回<2>につづく。【取材・構成=山田準】

 [2013年8月1日12時59分](1)姿勢=「気をつけ」の状態を真横からチェック