EXILEのフィジカルトレーナーを務める吉田輝幸氏が、日刊スポーツ読者のために正しい体の使い方などを伝授する「EXILEエクササイズ」。第2回のキーワードは「お尻は神様」です。吉田氏は、連動している全身の筋肉で最も重要な部位は、「下っ腹お尻」と言います。背筋力で強引に運動してきた日刊スポーツ笹森文彦記者は、指導を受け、「尻を感じた!」と、怪しげな声を発しました。

 連載初回は、オーバーヘッドスクワットなど、体の基本項目をチェックする各種のテスト方法を紹介しました。吉田氏の口癖は「機能的に体が使えてますか?」。前回紹介したテストで浮き彫りになった問題点にアプローチすれば、機能的に体が使えるようになるわけです。具体的なアプローチ法は次回から紹介していきます。今回は、機能的に体を使うために重要な筋肉に迫ります。

 吉田氏は「大事なのはお尻と下っ腹」と断言します。普段の姿勢から歩き方、ゴルフのスイングに至るまで、尻の筋肉がきちんと使えるかどうかが、機能的な動きのカギを握ると言います。「腹筋が社長で、お尻の筋肉が副社長。(その他)平社員の筋肉ばかり使っても駄目です」。

 第2回<2>につづく。【取材・構成=山田準】