EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第15回は、前回に引き続き、EXILE所属事務所LDHでRIKACOを担当する竹川優一氏の登場です。前回のテストで太ももと肩甲骨が異常に硬いことが判明。道具を使って硬さ解消のトレーニングに挑みましたが、あまりの激痛に、端正なマスクはゆがみっぱなしでした(写真1)。
ベンチプレスで鍛えた上半身はムキムキで、関係者いわく「あの体は女性に注目。モテモテです」という竹川氏ですが、体の各部分をテストすると、太ももと肩甲骨が硬いことが分かりました。吉田氏も「ひどい!」と驚くほどの硬さで、すぐに強制改善の指令が。吉田氏はうれしそうにオレンジの器具を取り出しました。
吉田氏
ちょっと痛いですけど脱力してください。力抜いた状態で、呼吸をして、下に1、2、3、4でちょっとずつ下がります。次は横に1、2。そしてひざ曲げて1、2(写真2)。力抜いて。これを繰り返します。痛いですか?
竹川氏
痛いです。
吉田氏
今度このまま横向きになって。斜め。こっちのひざたてて。
竹川氏
痛えええ。これは痛い!(写真3)
吉田氏
これ絶対力いれちゃダメ。深呼吸。下に1、2、3、4。横に揺すって1、2。ひざ曲げて1、2。ほらだんだん正面に(足が)逃げてくる。反対向きもやりますからね。
竹川氏
(泣きそうな顔で)本当ですか?
吉田氏
(淡々と)1、2…(繰り返し)。はいOK。本当はあと何往復かするんですが。まあ勘弁しましょう。歩いてください。
竹川氏
全然左の方が軽いです。
吉田氏
ももの上がり方が、やった方が全然軽くて、上がりやすくなるはずです。差を感じるでしょ?
竹川氏
感じます。
吉田氏
(竹川氏は)太ももの前側が硬くなっています。筋膜というモジモジ君みたいなものが、人間タイツみたいに包まれて、つながっているんです。前側が(硬くて)縮まっていると、後ろの筋膜が引っ張られてしまう。だから足を上げようとしても、引っ張られているから上げる余力がない。(前側の)縮まっているのが元に戻れば、両方とも余裕が出てくるんです。
第15回<2>につづく。【取材・構成=山田準】
[2013年12月13日11時11分](2)ローラーのような器具で太ももを柔らかくするトレーニングに挑戦(3)激痛が走り、「これは痛い」と泣きそうになる