「北川弘美のはんなりエクササイズ」第2回は、肩甲骨周りのエクササイズ。

 普段は動かさない肩甲骨を意識することで血行促進し肩こりを解消、むくみも取れ、太りにくい体に!

 北川も「仕事の合間やテレビを見ながら、ちょっとした時間でもできますよ」とオススメします。お手軽ポーズでエクササイズしましょう!

 ──疲れたカラダをしゃきっとしたい。上半身のエクササイズですね

 北川

 今日のポイントは「肩甲骨」です。普段意識しないですよね。でも肩甲骨を動かすと、肩こり、冷え、むくみなどを解消できるんです!脂肪が付きにくく痩せやすい体になるので、ダイエットにも効果的なんですよ。

 ──すごい!

 悩みが全て解決しそうです

 北川

 肩甲骨は、背中、肩周り、首筋にもつながっているんですね。広い範囲に効果があるんです。しかも今回のエクササイズは、ちょっとした時間でできます。

 ──お願いします

 北川

 まずは基本形から。(1)あぐらをかいて座ります。左右均等に体重をかけて、背中が反りすぎないように背筋を伸ばします。体の中心に重心を置き、両腕は左右の太もも辺りに置きましょう。正しい姿勢で座れたら(2)両腕の肘下を曲げます。肘が直角になるように、指先は正面に、手のひらは天井に向けましょう。この時、肩に力が入って上がらないように注意です。

 ──ここまではOKです

 北川

 では動きに入ります。(3)両腕を開くように、指先を正面から真横くらいまで引きます。ポイントは、背中にしわを寄せるように両肩甲骨をギュッと寄せる意識を持つこと。腕は肩甲骨の動きについてくるだけ。腕の意識は、肘を直角に保つのを忘れないくらいでいいですよ。20回をめどにやってみましょうか。

 ──肩甲骨を意識すると背中全体が動く感じ。感覚が変わりました

 北川

 背中の大きい筋肉を動かしてゆるめる動きになるんですね。体が温まってぽかぽかしてきますよ。血行がよくなって、消費量も上がります。ピラティスやヨガでも最初の方にする動きなんです。

 第2回<2>につづく。【取材・構成=鈴木絢子】

 [2014年9月3日11時40分](1)体重を左右均等にかけ背中は反りすぎない(2)両肘を直角に、指先を正面に向ける(3)肩甲骨をギュッと寄せる意識で両腕を床と平行に開く(4)肩が上がらないよう手のひらを内向きに万歳するよう両腕を上げる(5)両肘を直角に二の腕を床に平行に開く。肩甲骨を寄せる意識で