寒さで縮こまった体を、ヨガでほぐし、体調を整えて冬本番に備えましょう。第8回「中島史恵のヨガで元気に!!」は「四つんばいのポーズ」と「賢者のポーズ」を紹介します。

 ──引っ張られる感じが気持ちいいです

 中島

 最後は(4)賢者のポーズで体全体を伸ばしてフィニッシュです。四つんばい姿勢から右手を軸にして、左手を上に上げていき、左側に体を開きます。体全体で「十」の字を作って、バランスを取りましょう。軸腕の右肩に重心を置かず、天井から左手が引っ張られるようなイメージで、床に対して垂直になるように。数秒キープしたら、四つんばいに戻る。その次は反対側の左腕と右脚を行います。慣れてきたら回数を増やしてもいいですが、左右均等にしましょう。

 ──動きを繰り返すとおなか辺りに効いてきました

 中島

 そうなんです。意外とおなかがきつくなるんですね。最初にも言いましたが、意外と体幹を使うので、汗をかきやすい。実際に動かす腕や脚だけでなく、バランス力が必要なので、腹筋背筋も鍛えることができます。最後の賢者のポーズも、「十」の字が崩れないよう、腹筋の力で胴体を引き上げるようにするのがポイントです。動き自体は簡単なので、初心者の方にもオススメですよ。

 第8回おわり。【取材・構成=鈴木絢子】

 「中島史恵のヨガで元気に!!」の第10回が、1月16日(木)付の日刊スポーツ大阪本社版で掲載されます。紙面でもお楽しみに!

 [2014年1月15日10時47分]4)四つんばい状態から右手を床についたまま左手を天井方向に。体全体が「十」の字になるイメージで全身を伸ばす