今回は日々、練習を続けている横浜市の金沢区産業振興センターにある「ドローンフィールド」(株式会社セキド運営)の上空360度の景色を御覧下さい。映像は「ファントム3」(DJI社、定価18万5800円)から撮影したものです。

勢いよく上昇する「ファントム3」。安全のためワイヤーが付けられています
勢いよく上昇する「ファントム3」。安全のためワイヤーが付けられています

 まずスタート地点の正面には、野球用グラウンドの内野と照明が見えます。旋回を始めると金沢シーサイドラインの「産業振興センター駅」が見えてきます。駅の向こう約1・5キロ先にはテーマパークの「八景島シーパラダイス」があるのですが、残念ながらこの高度では見えません。この練習場ではフライト時間が10時間を下回る場合は、安全のため約10メートルのワイヤーを機体に付けることになっています。おのずと高度は最高で約10メートルとなります。

産業振興センター駅に停車する電車です。後方左が「ドローンフィールド」です
産業振興センター駅に停車する電車です。後方左が「ドローンフィールド」です

 動画に戻りましょう。ちょうど電車が駅を出て、八景島方面に走り出しています。実はたまたまではなく、このタイミングを計ってスタートしました。何となく電車がいいアクセントになったと思います。そのまま旋回を続けると、今度は隣接するテニスコートが見えてきます。この先、約500メートルは東京湾です。多少、海風を感じることもありますが、これまで強風だったことはありません。風速が4・5メートルを超えると、練習は中止になってしまいます。ドローンは風雨に弱く、前回の練習は雨で中止となりました。

横浜の「みなとみらい」です。残念ながらドローンからの映像ではありません
横浜の「みなとみらい」です。残念ながらドローンからの映像ではありません

 さらに旋回すると、今度は横長のグラウンドのもう一つの内野が見えてきます。こちらは横浜方面で、約10キロ先には「みなとみらい」があり、横浜ランドマークタワーや赤レンガ倉庫など有名な観光地が多数あります。このような環境で、日々、練習に取り組んでいる訳ですが、電車で通えて、自然も豊かで、このグラウンドに行くのは、現在、一つの楽しみでもあります。

「ファントム3」のコントローラーです。左スティックを左に倒すと左旋回します
「ファントム3」のコントローラーです。左スティックを左に倒すと左旋回します

 旋回について触れましょう。「ファントム3」の旋回は設定にもよりますが、基本的にコントローラーの左スティックで行います。実は非常に簡単です。スティックを左に倒すだけで、一定の高度で旋回を続けてくれます。右スティックを操作する必要は全くありません。ただ、倒しすぎると旋回のスピードが速くなってしまうので、気を付けなければなりません。一定の速度で回すのが、ちょっと難しいかも知れません。

ドローンフィールで練習している人が見えます。海の近くで鳥も飛んでいました
ドローンフィールで練習している人が見えます。海の近くで鳥も飛んでいました

 このコラムを書きながら、あらためて映像を見てみると、これでも旋回するスピードが速い気がします。ドローンは「ゆっくり動かすのが基本」とよく言われますが、実際まだまだ速すぎるし、ムラもあるようです。もっともっと練習が必要だと改めて感じました。これからも、「ドローンフィールド」で練習を続け、少しでも上達していければと思います。【写真部・鹿野芳博】


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