今回は久しぶりの出張です。ドローンの撮影で阪神競馬場に行ってきました。昨秋撮影した東京競馬場(JC)、中山競馬場(有馬記念)に続く、第3弾です。JRA(日本中央競馬会)の許可を得て、3月12日午前6時30分、桜花賞が行われる1600メートルのコースを撮影しました。


朝焼けの空に舞い上がるドローン「ファントム4」
朝焼けの空に舞い上がるドローン「ファントム4」

 撮影が早朝のため、前日の11日、新幹線で大阪入りしました。阪神競馬場は兵庫県宝塚市にあるのですが、周辺にホテルがあまりなく、阪急電車で梅田から約30分で着くというので、梅田駅近くのホテルに宿泊しました。チェックインして部屋の窓を開けると、駅を出たばかりの電車とランドマークの観覧車も見え、ちょっと心が躍りました。


梅田のホテルの窓からは阪急電車と観覧車が見えました
梅田のホテルの窓からは阪急電車と観覧車が見えました

 久しぶりの大阪で、お好み焼きでも食べたかったのですが、体調があまり良くなかった事もあり、夕飯は一人でソバを食べました。翌朝4時半起きだったので、万全を期して午後11時にはベッドに入ったのですが、真横を走っている電車の音で、なかなか寝られません。うとうとしていると、終電を迎えたのか電車の音がしなくなり、知らずに朝を迎えました。


阪急電車で阪神競馬場のある仁川(にがわ)駅を目指します
阪急電車で阪神競馬場のある仁川(にがわ)駅を目指します

 ホテルから梅田駅は歩いて約2分です。辺りは真っ暗でしたが、5時20分発、新開地行きの電車に乗りました。途中、西宮北口駅で宝塚行きの電車に乗り換えると、河野カメラマンが電車に乗っていました。今回もドローンの監視役を務めてくれます。経費削減のため、河野君には巨人のオープン戦の取材をからめて来てもらいました。前日は甲子園で阪神-巨人戦を撮っています。


午前6時30分すぎ、阪神競馬場に日が昇り始めます
午前6時30分すぎ、阪神競馬場に日が昇り始めます

 午前5時49分、競馬場最寄り駅の仁川(にがわと読みます)で降り、真っ暗な道を進みます。待ち合わせの競馬場通用門に約束より20分早い6時に着くと、警備員の方が寒いからと言って建物の中に入れてくれました。こういうご好意は本当にありがたいです。時間ももったいないので、早速機体を組み立て、コントローラーにiPad(アイパッド)をセットしました。


阪神競馬場「外1600」メートルのスタート地点で
阪神競馬場「外1600」メートルのスタート地点で

 さあ、準備は整いました。あとはJRA広報の田辺さんが来るのを待つだけです。ドローンは無事、飛ぶのでしょうか? 撮影はいかに? 続きと完成映像は桜花賞が行われる4月8日(日)、日刊スポーツ紙面ならびに、ニッカン・コムの「ドローン日記」で公開したいと思います。どうぞお楽しみに。【写真部・鹿野芳博】


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