茨城・大洗のマコガレイに行くなら、今だよ、今! フィッシング・ナビゲーターの永浜いりあでぇ~す。梅雨入り前ぐらいになると、気持ちが「大洗のカレイ」になびいちゃうんです。アタリ直前のドキドキや釣れた魚の厚みに感動しちゃう。本命以外のゲストも多くて楽しいの。大洗においで、カワイイお魚に会えますよ!

 カレイ釣りは恋愛に似てるなぁ~。片天ビンに50号のオモリをつけて、2~4本バリで狙うのね。水深30メートル前後の「手の届きそうな」エリアをノックするようにコツコツとたたいて「ここにいるよ」ってモーションをかけるの。

 でも、これがなかなか掛かってくれない。ちょっと難敵なんですよ。コツコツを止めて、少し仕掛けを浮かせてから、またしばらく静止させたり、スーン、って落としたり「あれっ、さっきと違う」って、思わせることができたら、大丈夫だよ。このアタリまでの「いつくるの、ああ、いつくるの」とジリジリする感覚はたまらないのよ。

 アタリは、はっきりと分かるんです。エサのアオイソメを5~6センチに切って、ハリに何匹か刺すの。ちょっとしたブラシみたい。超肉食、大好きだよ。最初はカツンカツンと「シグナルを送ってくる」から、無視はしないけど、ちょっと放っておきます。そうするとガツガツガツガツ…ゴ、ゴーン、って。やっぱり「そっけないそぶりの駆け引きは大事」なの。

 本命のマコガレイも大好きだけど、ムシガレイもいっぱいいますね。それに予想外のカナガシラや極太のアナゴも釣れちゃいました。このアナゴは、大洗に来たら必ず顔を出す、魚と貝専門「たけちゃん」でさばいてもらいました。

 カレイはマコ3匹にムシが4匹でしたよ。大洗のマコガレイには好かれるみたいね…本物の恋愛ですか?…今はおさかなに夢中なんで~す!

 ▼宿 大洗「きよ丸」【電話】029・266・2779。マコガレイ釣りは午前5時集合、集まり次第出船。エサ、氷付きで1万円。女性、子どもは割引あり。6月7日にマコガレイ釣り大会を予定しており、参加者募集中。定休は月曜(日曜が出船できなかった場合、月曜の振り替え出船あり)。詳細は要確認。6月からショウサイフグも受け付けまーす。

 ▼活魚貝料理「たけちゃん」【電話】029・266・2877。「魚や貝は海や川、湖のもの。肉と一緒には調理できない」というポリシーの魚と貝の専門居酒屋。釣った魚の持ち込みもあり。メニュー表示はないけれど、安心価格で飲食できますよ~