ブラックバス釣りをしたことのない人、千葉・亀山湖は、今、大チャンスですよぉ~。フィッシングナビゲーター永浜いりあでぇーす。22日(日)「日刊フィッシング・サーキット」ブラックバス部門の亀山湖予選が開催されますよ。いりあは17日、探ってきました。スタートから30分で32センチが釣れました。まだまだ、参加者を募集してますよ♪

 どこまでも緑。亀山湖、って、木の緑が重なって深くて、酸素が充満している感じ。湖水は、富士五湖とは違って、濃い色。何かが潜んでいるみたい。

 ロッドを握る手に思わず力が入っちゃう。低い木の枝が湖水にかぶったすぐ下とか、水通しのいい岬の周辺とかにバスがいそうよね。底がゴツゴツしててさ、ルアーを動かすたびに「あっ、食いついてくる」という期待感でワクワクしちゃう。亀山湖、いいわぁ~。

 今回のガイドは「ボートハウス松下」の長男コースケ君。26歳だけど、5歳からロッドを握ってバス釣りをしていたんです、って。えっ、バス歴…21年? スゴーい! コースケ君、亀山湖は庭じゃない? 「はい、そうなりますか…ね。今日は釣ってもらいますよ」(コースケ君)。きゃー、頼もしいわぁ~。

 使うのは、ダウンショットリグです。ラインの先にシンカー3/32オンス(約2・6グラム)で、ワームは3インチサタンテールです。

 「ビギナーもプロも、バスマンからもっとも愛されているリグです。我慢強く使っていれば、裏切らない。絶対、釣れます」とコースケ君。ドキドキしてきた。桟橋から出て、すぐのポイントに入りました。

 コースケ君 水深は3~4メートルの浅場です。今、亀山湖のバスは産卵が終わって、回復しようと、バクバク食っていますね。チャンスです。これからバスを始める、ってケースにもってこいですね。

 これだけ木が多いのがミソなのよ。嵐で枝がポキッ…そのまま湖底に沈むと、そこがバスの隠れ家になる。外敵から身を守り、エサになるエビや小魚をジッと待ち伏せするのにもいいもんね。

 まず、ズル引き。途中で動きを止めたり、シェークを入れたり、ちょっとジャンプさせたり、いろいろな動きをチェックするの。絶対釣れるだろうけど、絶対釣れる方法があるか、というとないのよ。その日のお気に入りのパターンを探すのが楽しいのよね。

 底をズルン、ズルンと引いてきたら、突然ゴツン。あっ、動いてる。えっ、バスだ。ロッドは「SBS-511SL2」。前回の精進湖でも釣ってくれたお気に入りのロッドよん。コースケ君にも助けられて、キャッチできた! なんと32センチです。開始から30分だよ。うれしー。

 安心したコースケ君は、2・5グラムのジグヘッドを細工した自作のスモールラバージグに2インチのファットシャッドを湖底に沈んだ倒木に引っ掛けて、外していたの。そうしたらロッドが曲がった。あげると、いりあと同じぐらいのバス。この日の1投目で釣っちゃった。カッコい~。

 コースケ君 跳ねたスモラバに思わず反応したんですね。シェークでは無反応。シェークの水切り音で逃げちゃうこともある。だから、リアクションで掛けられると確信しましたね。

 いりあは、ダウンショットリグで2匹目(37センチ)も釣れました。ここまでで約3時間。雨が土砂降りになってきたので「ここらへんでやめたろかぁ~」と早あがりしました。もう大満足。ダウンショットリグなら、女性にも簡単だから、オススメですよ♪ 22日の予選もまだまだ、間に合いますよぉ~!

 ▼宿 亀山湖「ボートハウス松下」【電話】0439・39・2926。22日予選会は、受け付け開始午前4時半、6時出船、帰着・検量午後2時。キーパー制限なしで3匹合計重量。上位3人が決勝進出。予選参加費は1000円。ボートは、1人乗り2900円、2人4100円、3人5300円(すべて入漁料込み)。スピニングリール付きのレンタルロッドは1000円。

 ▼今後の予選予定 6月16日(木)~7月18日(月・祝)河口湖のダービー、6月19日(日)が相模湖、同26日(日)は新利根川の一発予選会。