太平洋登別市の登別沖がソウハチのシーズンを迎えた。この海域は日高沖とともに春先までソウハチの時期となり、16日は23~35センチの中型中心に1人100~150匹と好調だった。

 午前7時、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に9人が乗船、20分ほどの沖に向かった。胴突仕掛けにオモリは120号、餌は赤イカを使用。雪のち曇り、北西の風が強く波1・5メートルの悪条件だった。

 水深60メートル前後に仕掛けを下ろすと、着底してすぐに竿(さお)先が揺れた。巻き上げると2~3匹が釣れ上々のスタート。べた底狙いでは多く釣れなかったが、魚が浮いてくると針数つくことも。午前8時を過ぎると、さらに風が強まったがアタリは常時あった。追い食いで1度に6~7匹釣る人もいた。

 後半は脂が乗ったガヤを狙い、23~28センチが1人5~10匹。正午の沖上がりまで、他にスケトウが船中数匹交じった。本間船長は「これからがソウハチ釣りの本番で、型、数とも上向いてくる」と太鼓判を押した。【リポーター・竹鼻雅己=64】