巨人が、入団の確実な前中日井端弘和内野手(38)に対し、背番号2を用意したことが23日、分かった。2番はFA宣言した小笠原が7年間にわたり愛用していた。年俸は4500万円+出来高と前年の2億5000万円から大きくダウンするが、背番号は伝統と歴史のある数字が与えられることになりそうだ。

 2番は実力派の選手が歴代にわたり、背負ってきた。クセ者と称された元木を始め、青い稲妻の松本、守備の名人として鳴らした広岡。守備職人で右打ちの名人、若手への最高の手本としても期待される井端にふさわしい番号だ。チームは中井、香月らの背番号変更が決まっており、大幅なシャッフルで“背中”が一新されることになる。井端も中日時代の6番のイメージが強いが、心機一転、巨人で2番を自分色に染めていく。