女性3人組ダンスメタルユニット、BABYMETAL(ベビーメタル)が21日、千葉・幕張メッセで世界ツアー日本公演を行った。国内の単独公演では過去最多となる2万5000人を前に、代表曲「イジメ、ダメ、ゼッタイ」などを披露した。

 会場内は開始早々から異様なテンションだった。1曲目の「BABYMETAL DEATH」から、観客の頭上をファンが転がる「クラウドサーフ」が大量発生。屈強なガードマンに抱えられて退場するファンが続出した。SU-METAL(17)が、海外仕込みの英語で「Let’s sing togerther!(一緒に歌おう)」とあおると、熱気は最高潮に。新曲2曲を含む合計16曲を、ノンストップで歌いきった。

 5月に始まったツアーは10カ国を回る大規模なもの。メキシコ、カナダ、米国など北中米に続き、フランス、スイス、イタリアなど欧州各国を回った。ドイツ・ミュンヘンでは、ツアーの一環で音楽フェスに出演。爆音を聞いた観客が、2曲目からステージに大挙、押し寄せる事態も起きた。可憐なルックスからは想像も付かない破壊力抜群の楽曲を武器に、世界でも人気上昇中。SU-METALは「今回、初めて行った国もたくさんありましたが、フェスに出演した時にアーティストさん、スタッフさんから『ベビーメタル!』と声をかけていただき、うれしかったデス!」と、認知度アップを実感していた。

 今月は英ロック雑誌「ケラング」が選定する「ケラング・アワード」を日本人アーティストとして初受賞するなど、海外でも音楽性が評価されている。MOAMETAL(15)は「新しいジャンルをたくさんの方が認めてくれているという感謝の気持ちデス!」と喜んだ。

 国内でのステージは4月24日のファンクラブ限定ライブ以来で、凱旋(がいせん)公演となった。公演後、場内には「戦いはまだ続く。日出づる国に舞い戻る」とナレーションが流れ、9月から世界ツアーの追加公演として、グループ初の国内ツアーを行うことが発表された。9月16日のZepp Namba OSAKA公演を皮切りに、札幌、福岡、名古屋、東京を回り、12月12、13日に横浜アリーナで千秋楽を迎える。