シンガー・ソングライター平井堅(43)が24日、東京・西麻布のEXシアター六本木で「20周年記念プレミアムアコースティックライブ」を行った。

 最新曲「君の鼓動は君にしか鳴らせない」購入者から抽選で700人、テレビ朝日系「EXシアターTV」の番組視聴者100人の計800人が美声に酔いしれた。ライブでは、地元FM三重の開局30周年記念に書き下ろした「ON AIR」を初披露したほか、「POP STAR」「瞳をとじて」など9曲を披露した。

 番組収録を兼ねたMCコーナーでは、シャンパンを飲みながら、デビューからの20年を振り返った。デビュー当時、20年後を想像できたか? という質問に「仮に歌手として続けられていたら、若い歌手を見て『頑張ってるな』と余裕があるイメージだったけど…。全然違う。新人はつぶしたくてしょうがない。目障りです」と冗談を飛ばし、「それくらい必死です」と笑顔を見せた。しかし、その背景には、過去の失敗? があったようで「ある番組の生放送で話しかけたら、嫌な顔をされたことがあって。お互い緊張している中だったのですが、それ以来苦手です」と暴露していた。

 その後も、音楽番組で若手アーティストと共演することも多いが「そもそも若いアーティストは、僕のこと知らないんじゃないですか? 例えば大原櫻子ちゃんとかは生まれていないですもん」と苦笑いしていた。

 来月4日の滋賀・びわ湖ホールから、全国24カ所でホールツアーを行う。この日のライブの模様は、11月にテレビ朝日系、CSテレ朝チャンネルで放送予定。