日本海古平町の古平沖では、この時季五目釣りが楽しめる。26日に出掛け、ホッケとマダラを中心に狙った。台風の影響もあり、潮流れが速く60~80センチのマダラが1人3~8匹、ホッケは数匹と苦戦を強いられた。

 午前5時30分、古平漁港から第8宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に8人が乗船し、水深130~140メートルに向かった。仕掛けは胴突仕掛とタラシャクリに、オモリは250号で。エサは赤イカとサンマを使用。ホッケは早い時間帯で釣れて、徐々に振るわなくなるパターンが多いが、この日は初めから食いが渋かった。厳しい中でも胴突仕掛は釣果を出し、ホッケと一緒にヤナギノマイも釣れることがあった。

 一方、タラシャクリだけの人も多く、250号のシャクリを振り続けると、根掛かりのようなずっしりとした手応えでマダラが釣れた。釣り客は魚が上がる度に独特の強い引きを楽しんでいた。マダラは全体的にシャクリに掛かることが多く、エサの食いはいまひとつだった。本間船長は「マダラは今後も続き、大型も期待できる」と話しており、条件次第ではメーター級も狙えそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=61】