マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWウェイン・ルーニー(31)は、1人でマンチェスター市内のカジノへ行き、2時間で50万ポンド(約7590万円)を使ったと、14日付の英紙サンが報じた。

 ルーニーは、ルーレットとブラックジャックに夢中になっており、ルーレットでは、1分間に4000ポンド(約60万円)を擦ったという。カジノでの目撃者は「ウェインは、無謀な掛け方をしていた。ビールを飲んでいたけど、酔っぱらってはいなかった。お酒を飲むことより、ギャンブルのほうに夢中になっていた。彼は、ルーレットで赤ばかりに賭けていたよ。1目掛けで、勝ち目のない賭けをしていた」と明かした。

 さらに目撃者は「負け続けていたけど、さらに賭けていた。負け続けていたことで、他の客も何が起こっているんだって、気にするようになった。ブツブツと独り言を小声でつぶやいており、自分の世界に入り込んでいるように見えた。終わりが近づくにつれて、明らかに落胆した様子になっていった。彼は、VIPだから、スタッフがいつも気にかけていたよ。ものすごいお金を稼いでいるんだろうけど、あの負け方は、ちょっと異常だよ」と、ルーニーがおかしくなったこと話した。

 コリーン夫人は、3人の子供たちとともに、自宅を不在にしていた。今回のカジノでの大敗は、夫人の逆鱗(げきりん)に触れるだろう。夫妻は、過去にもルーニーのカジノで使い込んだお金を巡って、衝突していた。ルーニーが同カジノを訪れたのは、けがでスタンドから試合を観戦していた3月16日の欧州リーグのホームでのロストフ戦後だった。