ツアー通算3勝の一ノ瀬優希(30=ミロク情報サービス)が、大逆転で3年ぶりに賞金シード復帰を果たした。5バーディー、2ボギーの69で回り、通算11アンダーの15位に食い込んだ。

大会前まで賞金ランク52位だったが、139万円を加算し同47位に浮上。同50位までに与えられる来季シード権を手にした。

ホールアウト直後はまだ状況が把握できていない様子だった一ノ瀬は「えっ? いけるんですか? やった! 頑張って良かった」と笑顔を見せつつ「今日は絶対に(スコアを)伸ばさないといけないと思っていました。トップ10に入ろうとプレーした」と話した。

来季に向けては「やっぱり優勝がしたい。優勝するためには、もっとトップ10に入って、安定したゴルフをしないといけない」と気を引き締めた。

優勝した勝みなみに加え、小祝さくら、新垣比菜、原英莉花、大里桃子ら黄金世代を含む11人が初シードを獲得。藤田さいき、笠りつ子、渡辺彩香は賞金シードは喪失したが、同ランク55位以内に入ったことで来季前半戦の出場権は確保した。金田久美子、原江里菜らは来季の出場優先順位を決めるQT(予選会)に回る。